人の振り見て我が振り直せ

かなりの長文&駄文の垂れ流しになってしまったので、とりあえず隠しとく。
読まれて不快に思われても責任は負いかねるので
ぜひ自己責任で開いて欲しいと思う。
・・・ってケータイの人はイヤでも見ちまうことになるけど(何


ちなみに異論反論あれば、ガッツリ受け答えしていきたいし、しようと思ってるので
何か思うことがあれば、どしどしコメント下さいな。




先日、大成功のうちに幕を閉じた、つんく♂シアター第四弾公演。
たくさんの笑顔と涙と感動の裏側で、ひとつの大きなトラブルが起きていた。
行かれた方のほとんどがきっとご存知であろう、俗に言う「花束事件」。
千秋楽のカーテンコールにおいて、一部の観客が花束を手渡ししようとして
会場警備と揉め、予定されていた再度のカーテンコールが中止された(と思われる)というもの。


別に花を渡すことについて言及するつもりはない。
今回の公演において、この行為が適切であるかはひとまず置いておくとして
演劇のカーテンコールで花がプレゼントされる光景はよく目にするし
ファンからの心のこもったプレゼントはもらう方だってうれしいだろう。
だがオレは見てしまった。客席の最後方で、退場する際の扉の前で。
手渡しを拒否され、幕前で係員に詰め寄る彼らの姿を。
渡せなかった花束をぞんざいに肩に担ぎ、不貞腐れて退場する彼らの表情を。
このトラブルがあったからダブルカーテンコールが無くなった、とする見解は
我々の側からでは憶測の域を出ないため明言は出来ないが、
大多数の人にそう思われて然るべき行為だったとは思う、何故なら。
彼らの行動からは演者への労いや感謝の気持ちが一切感じ取れなかったから。
「彼女がもらって喜んでるのは俺の渡した花だ」そう言いたい気持ちしか見えなかったから。
綺麗に飾られ束になった色とりどりの生花。
しかしそれも彼らが持った途端、造られた花に見えてくるのだから不思議である。
いい演劇を魅せようと、1ヶ月以上頑張って来た舞台上の少女たちのみならず
目に見えぬ誰かに喜んでもらおうと、一生懸命その花を育ててきた人たちや
どんな気持ちと共に贈られるのかを楽しみにしながら束にしてくれた
”花屋のおばさん・おじさん”たち。
そんな人たちの想いをも、利己的な考えで踏みにじった彼らの行為からは
何をどう好意的に見ようとしても、憤りを覚えることしか出来ない。




この界隈のみならず、芸能人を応援するファンの間で
必ずと言っていいほど話題に上るのは
「最強」という2文字の言葉。
ライブで必ず反応してもらえるとか、本人に名前を覚えてもらえるとか。
長年同じ界隈に居続ける人ほど、それを望む傾向は顕著になる気がする。
かく言うにい☆彡も、今年の頭まではよく行っていたハロプロ界隈とは違い
ポッシボーハロプロエッグ出身なのだからハロプロ界隈なのだろうが)
今までとは比べものにならないほど頻繁にイベントが行われ、
応援しているメンバーと近しい関係を築けるポッシボー現場において
それらを体感する喜びのような感覚に酔ってしまうことが多々ある。
応援している対象、つまり多少なりとも好意を持っている相手に
そうであることを認識されているという事実が
相当な幸福感を与えてくれるものであるというのは
にい☆彡自身、身をもって体験している。
でもだからこそ、彼女たちと近しいからこそ、守らなければいけないものがあることも
この界隈に居続けてきた中で理解し始めたつもりである。
どれだけ仲が良くなっても、彼女たちと自分は芸能人とファンの関係。
ステージを降りればフツウの女子中高生に戻る彼女たちに
いつまでもファンとして絡んでいこうとするのはスマートではない。
体型はこれからとしても、ぜひとも「スマートなファン」を目指したいものである。




・・・だいぶ話が脱線してしまったが、今回の事件における最大の悪は
この”最強になりたい”という気持ちではないかと思う。
「俺が一番彼女のことを応援しているんだ、一番好きなんだ」
そんな気持ちがいつしかエゴに変わり、自らの存在を誇示することに気を取られ
いつの間にか自分自身が現場のヒーローになろうとしてはいないだろうか。
だがこれだけは忘れてはいけない。
主役になるべきは我々ファンではない。ステージ上で輝く彼女たちなのだ。
これを忘れた・・・一部とは言え我々ファンの側が引き起こしてしまった今回の事件。
このような下らなく悲しい事象を二度と起こさないためにも
我々は今一度靴の紐を締め直す必要があるのではないだろうか。


・・・今こうして駄文を書き連ねている間も、実際の現場やインターネット上では
「誰がこの子の最強のファンであるか」という議論が繰り返されている。
愚かで実に下らない。そんな事実が一体何の糧になるというのか。
最強のファンの座などくそくらえ。そんな身のない肩書きなどオレには要らない。
それでも何らかの形で最強を目指さなければならないのならば、にい☆彡は
誰よりも”最”も”強”く、彼女たちの成功を願える人間でありたい。