勝って兜(かぶと)の緒を締めよ

・・・いきなりでなんなんだけど、正直な話をするとね。
オレ、今回のシングルでは出来れば10位以内には入って欲しくはない、って少なからず思ってた。
明確にどれそれが、っていう理由は挙げていったらキリがないのでここでは省略するけど(何
これでなまじ勝利を収めてしまうと、今後ポッシが”真っ当に”成長していくにあたり
何らかの障害足り得ることにはなりかねないか、という不安から
「今勝つことは得策ではない、一度負けた経験を糧にして更なる成長を魅せて欲しい」と
思う気持ちを心の片隅に忍ばせながらイベントに行っていたんだ。


だが今日の金山でロビンの口から飛び出した、第10位獲得の報。
それを聞いてどよめきから大歓声に変わるファンの声と
直後(パーティー用の)クラッカー持って飛び出してきたスタッフさんたちの姿に
勝ち得た成果も併せてステージ上で大号泣する彼女たちを見ながら
「オレはなんてヨコシマなヤツなんだろう」と一人苦い思いをしていた。
誰よりも勝利を渇望していた彼女たち。
もろりんなんか入浴後髪を乾かす体力すら尽きてしまう(桑名MCより)ほどに
全力で戦い抜いてきた彼女たち。
そんな彼女たちが勝ち取った成果を「ああ、穫れちゃったんだ」と一瞬でも思ったオレは
はたして本当にポッシボーのファンと言えるのだろうか??
金山での握手1回目、目を真っ赤に腫らして泣きじゃくりながら
「いつも見守っててくれたおかげだよ」とそれでも笑顔を見せてくれたかえぴょんの姿に
オレはただただ苦笑を返すことしか出来なかった・・・
浜北では、この記念すべき日を出来る限り盛り上げてあげたくて飛び跳ねまくったけど
はたしてそんなので罪滅ぼしになったかなぁ?




まぁそんな余談はさておき、オリコンウィークリー初登場10位獲得である。
ポッシボーとスタッフ、そしてファンのみんなが苦労して獲得したこの称号は
これからの活動へ向けての大きな武器となり得るだろう。
この武器を今後、どのように新しい成果に結び付けて行くか。これからが本当の戦いの始まりである。


「夢にホップ・ステップ・ジャンプ」そんな歌を歌う少女たちはついに
3段目の大きな「ジャンプ」へ向けての準備段階に入ったように思える。
上手く地面をとらえ切れず転倒してしまうか、それとも見事に踏み切って大ジャンプを遂げるのか。
無論望むのは後者だし、彼女たちならそれが出来ると信じている。
この日ひとつのゴールテープを切り、休む間もなく次のゴールを目指して再び走り出すポッシボーのみんなに
この先もずっとずっと伴走し続けてやるぜぇ!