「価値あるドロー」に価値はあるのか?

それでは早速愚痴を一節。ここ最近イヤと言うほど見せつけられて
にい☆彡が今回のような言動に至る原動力となった、現TNX最大の問題点(と思ってるところ)。


いきなり抽象的な表現で申し訳ないが、今のTNX運営を見ていて感じるのが、試合のかなり早い段階で
”勝つこと”よりも”負けないこと”に気持ちを切り替えてしまう傾向にあること。
もちろん芸能界というところはある意味で勝負の世界だと思うから、負けないことは重要なのだが
それがギリギリまで勝利を目指した上での諦めならまだしも、頑張ればまだなんとかなりそうなところで
早々に「今日は引き分けでいいや」と妥協してしまうのに似た印象を強く受けるのである。


それを一番端的に感じるのが、昨今のライブで行われている「ライブハウスに椅子を並べる」という選択。
自由なスペースを与えて観客が密集、混乱するのを防ぐという意図があるならそれは理解出来なくもないが
NGPライブとポッシ単独ライブ時の、名古屋ダイヤモンドホールの椅子の並べ方を見てしまうと
単に少ない客でも会場全体に配置することによって埋まっている感を演出しているだけに過ぎないと感じる。
NGPの時と比べて、単独時は通路幅・席の前後間隔共あからさまに拡げて配置されていた)
実際の客数とは釣り合わないほど大きな会場を用意し、到底勝ち目のない(完売しそうにない)戦いを
小手先の手段を用いてなんとか形式だけでも成功に見せかけるやり方が気に食わないのだ。


先日、今年になってよく付き合っていただいているポッシボーファンの方と呑む機会が設けられた時に
サッカーの日本A代表の試合が放送されていたのを見ながら話をさせていただいたのが
「最近のA代表の試合は、素人目から見ると”勝ちたい”という気持ちが全く感じられない」ということ。
ペナルティエリアの外でふわりふわりとボールを浮かすばかりで、一向に点を取りに行く意識が見えない。
どうせ最後は敵にボールを奪われるのであれば、がむしゃらにエリア内へドリブルで切り込み
泥臭くゴールを狙ってくれた方が、見ている方としては熱くなれるのだが・・・
そしてなんとか引き分けに持ち込んだ後のインタビュー、監督からも選手からも出てくる言葉といえば
「ドローに持ち込めたのは価値あることだと思います。次の試合では今日出た課題を修正して・・・」
本当にそんなドローに価値はあるのだろうか?彼らの言動を見てると、次の試合においても
同じことの繰り返しで終わってしまうだろうな、と全く期待感を持てないのである。
(サッカー素人による戯言です。「わかってねぇなぁ」と思ったら怒るよりもスルーでお願いします)




閑話休題
TNXはまだ設立されて1年の会社である。ポッシボーはまだメジャーデビューから半年のグループである。
シングルを出せば必ずオリコン1位を取れるわけでもなければ
ライブをやればアリーナクラスを埋め尽くせるわけでもない、まだまだ弱小の団体である。
そんな連中が失敗を恐れて大成功を目指すことを諦めていては、輝ける未来など望むべくまでもない。
彼らが、彼女たちが真に望む未来は一体何なのか・・・我々に推し量る術は(基本的には)ない。
だがどんな目標であっても、最後まで諦めずに立ち向かう姿勢だけは見せて欲しいと思う。


負けを恐れて消極的になる姿には、人は決して惹かれることなくいずれ飽きて離れてしまう。
だがたとえ負け続けても、そこに”勝ちたい”という強い意識があれば、人は徐々に心惹かれていく。
今はいくつ負けたっていいじゃないか。負けから得られる経験を糧に、将来大きな勝利を勝ち取れればいい。
オレたちが嫌うのは負けることではない。勝ちを目指さず小さくまとまり消極的になる姿勢だ。
歯を食いしばって戦い続けろ。勝ちを目指せる戦いならば、オレたちはどこまでだってついて行けるのだから。