戦わなきゃ、現実と!

・・・の前にひとつだけ、伝えておかねばならないことが。


あのですね、先日六行会ホールへ2回ほど顔を出したところ
やたらと心配してくれたりとか、やたらと気を遣ってくれたりとか
なんだか奇妙なぬくもりを与えてくれようとする方が
めちゃくちゃたくさんいらっしゃったんですけど。。。




自分はそこまでこの会場にトラウマありませんからぁ(ノ△`)




とある知人の言葉を借りるなら、極々小数の人々の印象だけで
「元○○ヲタ」のパブリックイメージ形成がされすぎてるよね。。。
自分はおいそれと泣くような人間ではござんせん(`・ω・´)
どっちかっつーと、自分は泣くよりも泣か(以下省略




さてさて、そんな六行会ホールで上演された
今年2011年版のつんく♂シアターではございますが
自分は結局1公演も見ることはありませんでした。
元々題材が「MM学園」という子供向け臭満載の雰囲気だったため
前売りは買わず、評判が良ければ当日券で観ようとしてたわけですが
いざフタを開けてみたら、というかフタを開ける前からワラワラと


○前売り販売での客席前半分は全てファミリー席とし、大人のみの客は
 FC先行販売分も含めて全て通路より後方の席へ追いやる
○ファミリー席が売れないため、とある業界団体?を通じ
 小さな子を持つ親のみ加入出来る協会の会員へ無償配布
○なおも捌けなかったファミリー席を「ワンモアチケット」と名付け
 大人のみの客も利用出来るように変更(但し定価・前日までに会場で購入)
○結局それでも埋まらなかったため、席番号(横方向の位置)固定の条件下で
 3列まで前方に移動してよい旨の許可が会場内で出される


・・・とまぁ、内容を吟味する以前の段階で次々に襲い来る
我々既存のファンを虚仮(コケ)にした扱われっぷりにほとほと嫌気が差し
「見なかった」というより「「見る気がなくなった」という
結末になりましたとさ。
「ワンモアチケット」どころか仮に「ワンコインチケット」であったとしても
入ったかどうかわからないくらい、最低辺まで気持ちが萎えたこの顛末。。。
これまで十数年こういう稼業(?)をやってきたけど
”アイドルに(客席に居ることを)認識されたら負け”だと思えたのは
間違いなく今回が初めての事態だと思うよ(ノ△`)




別に「こっちは常連客なんだからもっと丁重に扱え!」などと
腐ったお客様根性丸出しの要求をするつもりはさらさらございませんけども。
ただ同時に、とある団体なら無償で観ることが出来たはずの席の余りを
「どうせコイツらなら買いやがるだろ」と我々に売りつけようとする
殿様商売っぷりに媚びへつらうつもりもさらさらございません。
今回、公演前後に会場の様子を少しだけ見に行きましたが、客の入れ替わり
・・・もとい、そもそもの客の出入り自体がとても少なく感じられたのは
そういういい加減な商売スタンスの積み重ねに憤って去って行った人々が
興味すら示してくれなかったことの如実な表れだと明言します。
信念の見えない、行き当たりばったりなやり方について行けず
一人、また一人と消えてしまった結末が、今回の客席の状態なのだと
今回の舞台を見た賢明な人々が早急に気付いてくれることを
心から願わずにはいられません。


今はまだギリギリの数の”メンバーを人質にとられている”人々が
彼女たちが健気に戦う姿かわいさにお金を落としてくれている状況だけど。
その人たちの心までもがポッキリと折れた時、さぁいったいどうするのか。
まったく新しい客層にシフトするとして、その人たちに訴求できるような
まったく新しいエンターテインメントを構築できるのか。
既に遅きに失した感もありますが、まだ間に合うかもしれない今のうちから
しっかり考えておいて欲しいと思います。




”中に入ってみれば、メンバーは頑張ってちゃんとやってる”


何かのタイミングで、ある人がこんなことを言ってたけど。
そんなことは、今もファンをやってる全ての人々が、痛いくらいに理解してる。
その彼女たちの頑張りを、本当の意味で報われるものにするために
我々ファンの側も、もっと真剣に考える必要があるんじゃないのか?


「○○ちゃんが近くに来て楽しかった」


そう言いながらも複雑な笑顔を浮かべる人々を見ながら
自分は一人、そんなことを思うのでありました。